「乗り物好き」からスタートして 念願のフェラーリ整備士に

庄司 邦彦   さん

 1986年生まれ。東京自動車大学校 自動車整備科2級整備士コース卒業。東京都立航空工業高等専門学校(現:産業技術高等専門学校)出身。現在はヨーロッパの名車を扱う会社「コーンズ・モーターズ株式会社」に勤務している。

勤務先

コーンズ・モーターズ株式会社

 フェラーリの整備士として働く庄司さん。進路選択や学生時代に取り組まれたことなどについてうかがいました。

きっかけは乗り物好き バイクや車を学べる学校へ

 物心ついたときから、乗り物が好き。 中学生の時には、オートバイや自動車レースの最高峰・F1に興味がありました。そこで、高校は好きなバイクやクルマについて学べる学校に進学。専門学校も、教材車をはじめ実習環境が非常に充実している東京自動車大学校を選びました。

欧州の名車を扱う会社に就職 「跳ね馬」に会えることが魅力

 就職については、好きなF1やヨーロッパのクルマへの興味・関心が生かせる「コーンズ・モーターズ株式会社」に就職しました。特に、「跳ね馬」の愛称で有名なフェラーリを扱っていることが魅力でした。

入社から半年後ついにフェラーリの整備作業に

 メカニックとして、念願のフェラーリの整備に携われるようになったのは、入社して半年後のことです。先輩のサポート業務から始め、3カ月ほどで基本的な整備作業を任せてもらえるようになりました。「フェラーリ・トロフィー」に出場するレース用フェラーリのベルト交換が実際にできたときは、本当にうれしかったですね。

充実した専門学校時代 教科書以外のことも学べた

 専門学校での2年間は、とても充実したものでした。なかでも、担任の先生が大手自動車ディーラーでメカニックとして活躍してきた方で、直噴エンジンなど教科書に載っていないことを丁寧に教えてもらったのが印象に残っています。
 またキャンパスライフでは、バイク好きの友だちと休みの日には一緒にツーリングに出かけたことも良い思い出です。

先輩から刺激を受ける日々さらなる技術の向上を

 入社4年目で、まだ日々勉強中の身です。車の知識はもちろんのことですが、お客様の対応力も身につけるべく、勉強しています。
 当社には、オールフェラーリの技能コンテンストで世界5位に入賞した先輩がいます。私もその先輩を目標にさらに技術スキルを磨いていきたいと思います。

(掲載日:2013-06-10)

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