ヘアメイクアップアーティスト 小椋 ケンイチさん |語る!仕事人スペシャルインタビュー

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語る!仕事人 スペシャルインタビュー

ヘアメイクアップアーティスト

小椋 ケンイチ
おぐら けんいち

僕の人生は「ing」=現在進行形
つねに前しか見ない、過去は振り返らない

 ヘアメイクアップアーティストとして、そしてオネエ系タレントとして活躍中の小椋ケンイチさん。男女の垣根を越えた視点から、美容業界をめざす高校生のみなさんへのアドバイスをいただきました。

ヘアメイクアップアーティスト 小椋 ケンイチさん

 1968年生まれ。長野県出身。数々の女優、モデル、タレントのヘアメイクを担当する人気ヘアメイクアップアーティスト。TV出演、雑誌の連載のほか、一般向けの講演活動やメイクアドバイスも積極的に行う。「おぐねー」の愛称で親しまれ、そのオネエ系キャラとおだやかな人柄で、女性達から絶大な支持を得ている。

ファッション誌で見つけたヘアメイクアップアーティストが僕の師匠

 高校生のころは、オシャレ、ファッションが大好きで、よくファッション誌を読んでいました。その中で、スタッフ紹介欄に「ヘアメイクアップアーティスト」って書いていたのを見つけ、なんだこの職業は!?と思って興味を持ったのがきっかけ。そのうち、記事をいくつもスクラップしていったら、次第に「この人のヘアメイク好きだな」って傾向が分かってきて、直接そのヘアメイクさんに手紙を書いたんです。「どうしたらヘアメイクアップアーティストになれますか?」って。そしたら「一生働くんだし、寄り道しなさい」という返事がきたんです。それで、とりあえず大学に4年間行ったら社会勉強ができるかなと思って、東京の大学の心理学科に進学しました。

通信科に通いながら、美容師へ そしていきなりフリーへの転身

 大学4年間は、大人たちから仕事の話を聞いたり、友達と本気で遊んだり。田舎から出てきた僕にとって、東京はファッションもアートもカルチャーも勉強できて、すごくいい刺激になりました。それと同時に、ダブルスクールで美容学校の通信に通って、美容師免許を取ったの。大卒の自分にとってサロンの先輩は年下だったけど、知らないことは彼らに素直に聞いて技術を養いました。ただし、将来絶対ヘアメイクの仕事をするって決意があったから、美容師は2年間だけって決めて。で、26歳になったころ、いきなりフリーになったんですよ(笑)。

J雑誌の仕事で技術を培い 次第にテレビの道へ

 片っ端からタレント事務所に電話したり、売り込みをしていくうちに、ついに週刊誌で有名女優さんとのお仕事をやらせてもらえることに。それからだんだんお仕事が増えてきて、プライベートもないくらい忙しくなってきちゃったの。そんな時、コンビニでグラビア雑誌を見て「あ、僕この仕事がしたい、海の撮影楽しそう♪」と思っちゃって。それから、グラビアヘアメイクの仕事もするようになりました。グラビアアイドルとの仕事を重ねていくうち、僕も彼女たちと同じ事務所に所属することに。さらに、事務所の社長の一言がきっかけでいきなりテレビ番組にも出るようになりました。

中立の立場だからこそズバッと言える

 今の時代、女性の立場って強いですよね。でもそんな女性たちにメイクしてあげると、みんな目を輝かせて喜んでくれる。こんなにいい仕事はないじゃんって思うんです。男の子だって、カッコ悪いとか言わないでちゃんとスキンケアやんないとダメよ。小ぎれいで清潔感のある方が印象がいいんだから。あとね、オネエのヘアメイクって、男女どちらにも寄らない中立の立場にいるから、「アンタ、今日むくんでるわよ!」とかズバっと言えちゃう。私たちが日本のトップを獲っていかなきゃ誰が獲るのよ!ってよくオネエ仲間で話します。それくらい美容業界に必要な人材だと思いますよ。もしオネエで美容をめざしている子がいたら、「迷わずこの業界に飛び込んできて!」って言いたいです。

美容の「歴史」について知ってほしい

 美容の道をめざしているなら、例えば何十年か前の映画を観て、その時代のファッション、メイク、ヘアについて知るとか、美容について今までどんな歴史があったかとか、研究することも大切。高校生のうちから「今月は何年代の映画を観よう」とかやっておくと絶対役に立ちますよ。これまでの歴史があって、この業界はちゃんと続いているってことを知ってほしいですね。人の手が必要だし、機械じゃないし。技術のある人は必ず生き残ります。

大切なのは勇気と前向きな姿勢

 将来を考えるには、まず自分自身のことを一度よく見つめ直してみること。そのために、紙に好きなこと・嫌いなことを書いて頭の中で整理してみて。いざ真剣に自分のことを考えるとなると怖いけれど、それができる勇気があるなら、すぐにでもやってほしい。大事なのは、夢を持つこと、勇気を持つこと。そして他力本願にはならず、自分の力で切り拓いていくことです。僕は今まで、行き当たったものを前向きにしっかりこなして、それが今の仕事に全部つながっている。そういう基本的な仕事に対する姿勢をずっと守ってきました。今まであまり前例のない業界だったけど、続けていくことで、僕みたいにいろんな道が拓けていくんだっていうお手本になったらいいな。

INFORMATION

オフィシャルブログも見てね!http://ameblo.jp/ogune/

(掲載日:2012-05-01)

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