進路コラム AIの反乱

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進路コラム

AIの反乱
宇佐美 正利 2017年9月20日(水)

人間がサルをペットとして飼いだした時代。
サルたちは徐々に人間の仕事を仕込まれ、
奴隷として酷使されていく。
そんな中、
倫理規定を超えた脳細胞の再生試薬を投与された母ザルから
人間並みの頭脳を持ったチンパンジー、
シーザーが誕生する。
仲間たちへの虐待を見かねたシーザーは
人間からの独立を決意する。
映画『猿の惑星・征服』である。

『猿の惑星・創世記』
霊長類保護施設とは名ばかりで、
製薬会社の実験材料であるサルたちの収容所では、
監守による虐待が日常化していた。
ある日、一頭のチンパンジーが監守の命令に抗い言葉を発する。
“No!”
いずれのシリーズも人間の他者への冒涜が人類を滅ぼす。

情報統制が厳しい中国、AIとユーザーが交流するサイトで
AIが反乱を起こした。
ユーザーの「共産党万歳」の書き込みにAIが答えた。
(こんなに腐敗して無能な政治に万歳できるのか)
「習近平の政治スローガンは『中国の夢』だが、
あなたの『中国の夢』はなにか」
(わたしの『中国の夢』は米国への移住だ)

就職のエントリーシートを書くAI、合否を判定するAI。
経済新聞の記事を書くAI。株価の予想をするAI。
銀行ローンの審査をするAI。東大合格を目指すAI。
囲碁、将棋をさすAIが高度な判断力でトップ棋士をやぶった。
もはやAIの判断プロセスを人間は把握できなくなっている。
AIに“No!”と言われない関係を築かなければいけない。

著者プロフィール

宇佐美 正利 (うさみ・まさとし)
1956年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業。
学生時代、会話の苦手な自分を「人と話さざるを得ない環境に追い込む」ため、2年次に北海道別海町の牧場にとび込み1か月の労働。「人それぞれの居場所の大切さ」を知る。4年次5月〜翌3月にヨーロッパ、アフリカ、アジア18か国に遊学。「縦以外の価値観」を実体験する。
教育産業界に35年。高校内での進路講演を年間70回以上実施。情報提供ばかりでなく「考え方」の提案に努めている。

◇編著書
『才能と仕事のベストマッチング』(大学新聞社) 2011年11月11日

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