進路コラム 仕事の寿命

  • 保護者の方
  • 教諭の方
  • 編入学希望の方
  • スキルアップ希望の方

進路コラム

仕事の寿命
宇佐美 正利 2017年8月2日(水)

男性80.98歳、女性87.14歳。
2015年、日本は男女とも世界で2番目の長寿国となった。
男女平均の健康年齢は
この25年間で3.5歳延びて73.9歳となった。
心臓病やがんの死亡率を下げた、
医療の進歩によるところが大きいという。

国立がん研究センターなどは13種類のがんを
1滴の血液で早期発見できる画期的な検査方法を開発した。
米国では、
がんの原因となる遺伝子変異に合わせた薬を特定する
がんゲノム医療が効果をあげている。
疾病予防や治療に限らず医学、
科学の進歩はめざましい。

資生堂などは
頭髪再生医療を2018年から実用化するという。
岡山大では
犬の歯を幹細胞で再生することに成功した。
認知症の原因も脳のごみ・アミロイドβと解明され、
予防・治療法が具体化されつつある。
日本の100歳以上の人口は近年、
数千人単位で増えつづけ昨年は6.6万人であった。
厚労省から贈られる銀杯は
純銀からメッキに替わったという。

人生100年の時代は確実に近づいている。
日本企業の定年は
この30年ほどで55歳から65歳に上がった。
高校生が定年を迎える時代には70歳になるだろう。
定年という概念すら消えているかも知れない。
半世紀で仕事の半分が自然消滅するといわれるが、
AI技術の進歩で人間がする仕事の消滅は一気に加速される。
「仕事の寿命」を見通した進路選択の時代が来ている。

著者プロフィール

宇佐美 正利 (うさみ・まさとし)
1956年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業。
学生時代、会話の苦手な自分を「人と話さざるを得ない環境に追い込む」ため、2年次に北海道別海町の牧場にとび込み1か月の労働。「人それぞれの居場所の大切さ」を知る。4年次5月〜翌3月にヨーロッパ、アフリカ、アジア18か国に遊学。「縦以外の価値観」を実体験する。
教育産業界に35年。高校内での進路講演を年間70回以上実施。情報提供ばかりでなく「考え方」の提案に努めている。

◇編著書
『才能と仕事のベストマッチング』(大学新聞社) 2011年11月11日

「進路ナビ」では、進路情報研究センターからの各種最新データや講師によるコラムを配信しております。ぜひ日々の進路指導に、ご活用いただけますと幸いです。

記事一覧

>> すべての記事を見る
  • 講演講師ナビ
  • 進路コラム
  • 書いて考えるシリーズのご案内
  • 進路ナビゲーションのご案内
  • 就職懇談会のご案内
  • 進路アドバイザー検定
  • キャンパスアクター