進路コラム 「ありがとう」と「さようなら」の季節

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進路コラム

「ありがとう」と「さようなら」の季節
宇佐美 正利 2017年2月1日(水)

イベント「ありがとうオバマ大統領」が開かれた。
福井県小浜市の「オバマを勝手に応援する会」である。
大統領と会の歩みを映像で振り返り、出身地ハワイに因んで
「オバマガールズ」によるフラダンスが披露された。
2006年に来日の際、「税関職員からアイム フロム オバマ(小浜)
と声をかけられ親しみを覚えた」の発言が活動の始まりという。

北陸の小都市にBBC、CNN、ニューヨーク・タイムズ紙はじめ
世界のメディアが訪れ、大統領選開票日のイベントだけで
350億円の経済効果があったという。
「ありがとう」は「有難し:滅多にない貴重なこと」であり、
小浜市にとってはまさに有難い8年間であったろう。

キャロライン・ケネディー大使が日本を去った。
「さようならは言わない。いつか日本に戻ってきたいから」
「さようなら」は「左様なわけであるなら仕方ありません。
お別れしましょう」である。
世界の別れの挨拶のほとんどは、「神のご加護を」系(Good-bye, Adios等)か
「また会いましょう」系(再見,See you again, Auf Wiedersehen等)に含まれる。

パリの灯を初めて空から見た大飛行家の妻で、
紀行作家のアン・リンドバーグが『翼よ、北に』で書いている。
(「さようなら」は、別れの悲しみを再会への希望で癒そうとしない。
すべての感情を込めながら、その言葉自体はなにも語らない。
これまで耳にした言葉のなかで、このように美しい言葉をわたしは知らない)
今年も「ありがとう」と「さようなら」の季節がやってくる。

著者プロフィール

宇佐美 正利 (うさみ・まさとし)
1956年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業。
学生時代、会話の苦手な自分を「人と話さざるを得ない環境に追い込む」ため、2年次に北海道別海町の牧場にとび込み1か月の労働。「人それぞれの居場所の大切さ」を知る。4年次5月〜翌3月にヨーロッパ、アフリカ、アジア18か国に遊学。「縦以外の価値観」を実体験する。
教育産業界に35年。高校内での進路講演を年間70回以上実施。情報提供ばかりでなく「考え方」の提案に努めている。

◇編著書
『才能と仕事のベストマッチング』(大学新聞社) 2011年11月11日

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