進路コラム 忘年会シーズン

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進路コラム

忘年会シーズン
宇佐美 正利 2016年12月7日(水)

はや師走、忘年会の話題も聞こえるころである。
シーズン直前を狙ったかのようにビール業界に朗報が注がれた。
ビールやノンアルコール飲料に含まれるホップの苦み成分“イソα酸”に
アルツハイマー型認知症の予防効果があるのだという。
東京大、学習院大と飲料大手キリンの共同研究チームの発表である。

認知症の原因は加齢とともに脳内に蓄積される
たんぱく質“アミロイドβ”によるものといわれる。
イソα酸は脳内の免疫細胞である“ミクログリア”を
活性化させ、アミロイドβを除去してくれるのだという。
マウス実験ではアミロイドβが50%減少し、
認知機能が改善されたという。

玩具店には忘年会の余興にと、次期米大統領
ドナルド・トランプ氏のマスクの注文が殺到しているという。
オバマ現大統領には決め台詞“Yes we can!”があったが、
宴席のトランプマスクは何と叫ぶのであろうか。
まさか米国内優先の「福は内、鬼は外」では鬼が笑うが、
外国人へのヘイトスピーチだけはやめていただきたい。

忘年会は室町時代の皇族、伏見宮貞成親王の『看聞日記』にある
「としわすれ」を起源とする日本独特の風習といわれる。
盃を回したあとの厳かなはずの連歌の会が盛り上がり、
やがて酒盛りとなり乱舞へとなだれ込んだもののようである。
今年も忘れたい嫌な事件や事故はたくさんあるが、
帰り道を忘れるような急性の認知症には気をつけたいものである。

著者プロフィール

宇佐美 正利 (うさみ・まさとし)
1956年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業。
学生時代、会話の苦手な自分を「人と話さざるを得ない環境に追い込む」ため、2年次に北海道別海町の牧場にとび込み1か月の労働。「人それぞれの居場所の大切さ」を知る。4年次5月〜翌3月にヨーロッパ、アフリカ、アジア18か国に遊学。「縦以外の価値観」を実体験する。
教育産業界に35年。高校内での進路講演を年間70回以上実施。情報提供ばかりでなく「考え方」の提案に努めている。

◇編著書
『才能と仕事のベストマッチング』(大学新聞社) 2011年11月11日

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