進路コラム 役立たずの御柱

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進路コラム

役立たずの御柱
宇佐美 正利 2016年11月24日(木)

高卒就職者の9月末の内定率が
昨年を4.3ポイント上回り60.4%と大台に乗った。
しかし求人倍率が高い都道府県ほど内定率が低いのが気にかかる。
北海道36.9%・全国46位、神奈川県49.8%・45位、
東京都49.9%・44位、福岡県50.7%・43位、宮城県54.4%・40位、
京都府60.2%・29位、大阪府60.9%・26位といった具合である。

厚労・文科両省調査の大卒内定率も10月1日現在で
71.2%と前年同期を4.7ポイント上回った。
しかし調査は国が非公表で指名する62大学が学生を選定するため、
優秀な学生が選抜されることは想像に難くない。
今でも多くの未定者を抱えながら
学生の状況を把握しかねている大学もある。

学生が行きづまる原因は「合否」の誤認識であろう。
就職の「合否」は合格か不合格かではなく、
その会社に「合う」か「否」か、なのである。
「不合格」と思い続けると、自分は社会から必要とされないと
自らを追いつめ自死にもいたる。
講演で訪れた宇都宮市S学園に隣接する
護国神社の言葉を就活生に贈ろう。

(あなたは自分の周りに「役立たず」の物があると思いますか。
嫌いな物は「役立たず」と思っていませんか。
この世に「役立たず」の物は何もありません。
毒薬も薬になり、すべてが「役に立つ」物ばかりです。
「役立たず」と思う物を「役立ち」に変えてくれる御柱。
願い事を唱えながら「4回」御柱をはたいてください。
・・・・・・しかし、厄だけは「やくたたず」で結構です)

著者プロフィール

宇佐美 正利 (うさみ・まさとし)
1956年、群馬県生まれ。早稲田大学卒業。
学生時代、会話の苦手な自分を「人と話さざるを得ない環境に追い込む」ため、2年次に北海道別海町の牧場にとび込み1か月の労働。「人それぞれの居場所の大切さ」を知る。4年次5月〜翌3月にヨーロッパ、アフリカ、アジア18か国に遊学。「縦以外の価値観」を実体験する。
教育産業界に35年。高校内での進路講演を年間70回以上実施。情報提供ばかりでなく「考え方」の提案に努めている。

◇編著書
『才能と仕事のベストマッチング』(大学新聞社) 2011年11月11日

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