学びながら働く、働きながら学ぶ「日本版デュアルシステム」 - 奨学金の基礎知識

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自力進学のススメ 進学支援・学費サポートガイド

日本版デュアルシステム

「日本版デュアルシステム」とは ……

現役の高校生や専門学校在籍者、また無業者やフリーターなど、若年者の実践的で効果的な職業能力開発を支援するために、企業における実習と教育訓練機関における座学を連携させる人材育成システムのことで、修了時にこれらの成績評価を行うことによって若年者を確かな職業人に育てるという点が大きな特色です。

特に、日本版デュアルシステムを導入している専門学校では、働くことがカリキュラムの一部として組み込まれ、実践力を身につけるとともに、労働に対する報酬も得られます。そのため、このシステムをうまく活用できれば、経済的に自立しながらの進学を考えることもできるでしょう。

「日本版デュアルシステム」のメリット

学校・学生にとってのメリット
  • 学生の就職率の向上が期待できる
  • 適性を見極めながら就職につなげることができる
  • 実践力が高められるため、就職が有利になる
  • 賃金収入により学費の負担を減らせる
  • 修了時の成績評価により、採用の際に企業から適正な評価を得ることができる
企業にとってのメリット
  • 良質な若年人材を比較的容易に確保できる
  • 繁閑に合わせた要員計画に沿って実習計画を立てることにより、フレッシュな若年人材への実習を実施しつつ学生・生徒を貴重な労働力として活用することができる
  • 修了時の成績評価により、能力が保証された人材を採用することができる

日本版デュアルシステム図

その他の「学びながら働く」学生を支援する制度

会社(ホテル)委託生奨学制度

入学時に学費のほとんどを会社(ホテル)が奨学金として支給する制度。委託生は朝・夕(または夜のみ)ホテル等で働いて奨学金を分割返還していく。返還は多くの専門学校の修業年限である2年間で完了するため、就職などの束縛を受けないのがポイント。寮や食事の支援もあります。

ワーキングスタディ制度

学校が紹介する職場において、アルバイトや1年契約の嘱託(しょくたく)職員の立場で働く制度。1ヵ月の収入には幅がありますが、約12万円前後が目安。医療・福祉系分野のケースでは、上級資格の受験に際して、要件である「実務経験年数」に積み上げられることもあります。

学生社員制度

昼間は提携企業に勤務し、夜間は専門学校で勉強に励む制度。提携先には有力企業が多く、安定した給与支給が魅力です。職場での疑問を学校で解決し、学校で学んだことを職場で実践できるプログラムで、卒業後の継続就業はもちろん、別の会社に就職することも。

自立進学支援制

専門学校の寮、もしくは専門学校が提携する企業の寮に入居し、昼間は通学して専門学校で授業を受け、夕方からは職場で働くという制度です。一般向けの賃貸物件や学生寮に比べて住居費が割安で、時給による定期収入が見込めるほか、夕食が支給される特典がある場合も。