お仕事突撃レポート

vol.13
Webディレクター
今久保 公郎 さん
1974年生まれ。株式会社インプレッシブ代表取締役。
2004年に独立を機に株式会社ビヨンドを設立、ディレクション業務に携わる。2006年、事業拡大を機に株式会社インプレッシブに社名変更。
Webデザイナー
鈴木 貴広 さん
1982年生まれ。専門学校卒業後、Tシャツデザイン会社などを経て、インプレッシブ入社。現在、Webのデザイン、プログラム業務に携わる。
今久保 公郎 鈴木 貴広

お仕事の内容について教えてください。

(今久保) 会社としての主な仕事はホームページの作成になります。最初に、お客さんから作成の依頼を受けて、仕事がスタートします。
 ホームページの制作は、まずはじめに「仕様」を決めます。「仕様」と一口にいってもいろいろなことがあるのですが、まずは「ホームページにどんな内容を載せるか」「全体的にどんなイメージのサイトにしたいか」といったことについて打ち合わせをします。また、「いつまでに作ればよいか」といった掲載時期や予算などについても詰めたりします。
 それらが決まると、サイトのデザイン、「HTML」というインターネット上に表示されるための言語への落としこみ、プログラムの作成などにとりかかります。最終的に、ホームページが完成して、お客さんからOKが出たところで仕事が完了します。
 現在、取引しているのは20〜30社ぐらいのお客さんですが、企業の方と直接取引しているのではなく、広告代理店さんなどを通じて仕事をしています。業種は様々で、住宅・マンション系のサイト、電機、金融、財団法人などのホームページから、テレビゲームの紹介サイトといったものまで、いろいろなページを作っていますね。
 僕がやっているのは「ディレクション」という仕事で、全体の進行管理や指揮をする役割です。最初にお客さんから用件を聞いてきて、それを会社に持ち帰って検討したうえで、お客さんに「こんなホームページはどうでしょうか」といった提案を行います。その後、打ち合わせを重ねて、大体「これで行こう」という方針が決まると、今度はデザイナーやプログラマーに仕事を振り分けます。

(鈴木) そうしたものをモリモリと起こすのが僕の仕事ですね(笑)。自分の場合は、デザインとプログラムの両方をやるんですが、仕事によって、これはデザイン、これはプログラムという感じでどちらかをやって、後は他の人と協力してやっていく形になります。

(今久保) 普通の会社では、デザインはデザイン、プログラムはプログラムと分けていると思うんですけど、鈴木君の場合は両方できるので、状況に応じてそのつど頼んでいますね。

今の仕事に就いたきっかけは何ですか?

(鈴木) 「好きだから」というのと「できたから」というのが大きいですね。昔から趣味でやっていた部分があったので。やっていくなかで、さらにそこに楽しみを見出して、「もっと極めていきたい」という気持ちが大きくなっていったという感じです。
 一番最初に入った会社は、Tシャツのデザインなどをしている会社で、Webの会社ではありませんでした。ただ、そこでTシャツを売るためのサイトを作ったり、会社自体のサイトを作ったりしていました。デザインとプログラムを両方やるようになったのは、それこそ昔は一人でやっていたので、自分で何もかもやる必要があったというのが大きいですね。

(今久保) 僕は、最初の仕事は営業でした。ただ、実際やってみると「営業はあまり面白くないなあ」と思ってしまって。 その一方で、会社自体がコンピュータ関係のところだったこともあってか、だんだんとプログラムの仕事に興味を持つようになりました。「制作」の仕事をやってみたいという気持ちに加えて、ちょうどインターネットがはやり始めた時期だったというのもありましたね。
 それで、25歳ぐらいでプログラマーとして雇ってもらって、一から勉強し始めました。最初の1年ぐらいはむちゃくちゃ大変でしたね。それこそ Word、Excel ぐらいしか知らなかったので……。ただ、やろうと思ったらすぐやっちゃう性格なんで、迷いは全くありませんでした。
 その後、何年かやっていくなかで、だんだんと年齢が上の方になってきて、次第に全体をまとめるような仕事の必要性を感じ出しました。それで「ディレクション」の仕事をやってみようかなと思い始めました。3年前には独立して、友人たちと協同で今の会社を立ち上げました。

今の仕事のよいところ、面白いところを教えてください。

(今久保) 僕の仕事は、まず最初に「こういうホームページを作ります」という部分で、お客さんを納得させなきゃいけないんですけど、そこで「わかりました、これで行きましょう」とお客さんに言われたときなどに、仕事の面白さを感じますね。あと最後、ホームページが完成して、お客さんから「ありがとう」とか「いい出来だよね」とかほめてもらえたときもうれしいです。

(鈴木) 僕の場合は制作業なんで、自分でどんどんモノを作っていくわけですけど、そのなかで自分の(技術の)成長を感じることができるのが面白いですね。1ヶ月前にはできなかったことがその1ヶ月後にはできるようになったとか……。
 今は、具体的に何が目標というものはないですけど、一歩一歩進んでいって、そこでまた何か見えてくるものがあるんじゃないかなと思っています。

(今久保) 目標がないって言ったけど、前に「Webスペシャリストになりたい」とか言ってなかった?

(鈴木) そういえばそんなこと言ってましたね(笑)。ただある種、すでに(Webスペシャリストに)なってる感がありますからね。

(今久保) えっ、すごいな、その発言。

(鈴木) いや、ある種ですよ、ある種。まあ、まだスペシャリスト駆け出しなんで(笑)。これからスペシャリストとしてスペシャリスト度を高めていきたいと思います。

(今久保) 納得(笑)。

逆に、大変なこと、つらいことはありますか?

(今久保) いろいろありますけど、もう慣れちゃいましたね(笑)。まあ、ウチの会社の場合、制作の人間が頑張ってくれているんで、そこはだいぶ助かっている面があります。ただ仕事の性格上、いろいろな人たちの間に立っているので、板ばさみ的なつらさはやはりありますね。どんな仕事でも100%スムーズに進むってことはまずあり得ないので。
 自分の判断が間違えば、お客さんにも、(自分の会社の)制作の人間にも迷惑がかかりますし、その部分での苦労は多いですね。

(鈴木) 自分の場合は、今のところ、あんまりつらいことはないですね。これからいろいろあるとは思いますけど。

(今久保) ただ、Web制作の仕事って納期が決まっているので、それに対するプレッシャーというのは結構あると思いますよ。

(鈴木) う〜ん、確かに「間に合わない」ということはないですが、時間がなくて自分の満足の行くものができないときはつらいですね。そういうときは 自己嫌悪に陥ったりします……。

(今久保) それは、(制作者として)永遠のテーマだね。

高校生にメッセージをお願いします。

(今久保) 学生のときは、たくさん遊んだ方がいいと思います。知識は社会に出ても学べるので、遊びなどでいろんな人と触れることで、人とのつきあい方、コミュニケーションのとり方といったところを学んでほしいですね。

(鈴木) 僕も、学生時代は遊んだ方がいいと思います。あと、学校の勉強はきちんとしておいた方がいいですよ(笑)。

最後に、高校時代の「夢」を黒板に書いてください。

バスケは、高校、大学までやっていました。ちょうど、ジョーダンとかスラムダンクとかが流行ってた時期で。プロとまではいかないですけど、社会人リーグでやることは本気で考えていました。

(「子どもじゃん!」という今久保さんの突っ込みに対し、)真剣に思ってました。子どもの頃から「風」が好きだったんです。授業中とかも、よく外を見ていました(笑)。

・vol.16 パン教室主宰 坂本 りか さん

辻製菓専門学校で職員として4年間大阪で勤務後、エコールキュリネール国立(現在、エコール辻東京)「製菓専門カレッジ」で開校より助教授として12年間勤務 。2003年よりパン教室「Bread&Sweets」を主宰。

・vol.15 ジュエリークリエーター 田中 フィリップ あさと さん
ジュエリーデザイナー 月舘 亜希子 さん

<田中さん>5年前から日本での生活を始め、それ以来studioSORAに勤務している。
<月舘さん>デザイナーとしてお客さんと接し、要望を形にしている。

・vol.14 オーストラリア大使館職員 塚本 久美子 さん

マードック大学・大学院で学んだのち、国連大学を経て、オーストラリア大使館勤務。 日本・オーストラリアの教育機関との交渉など幅広い仕事を行っている。

・vol.13 Webディレクター 今久保 公郎 さん/Webデザイナー 鈴木 貴広 さん

・vol.12 環境NPO代表 飯田哲也さん

・vol.11 カメラマン 佐藤哲郎さん

>>バックナンバーをもっとみる

関連リンク

株式会社インプレッシブ ホームページ制作、EC事業に特化したサービスを提供

株式会社インプレッシブ

2004年設立。ホームページの企画、制作、運用業務から、EC事業に特化したサービスも提供している。