弁護士という職業が気になっています。 ただ、弁護士の数が年々増え続けているため、最近は就職先を見つけるのに苦労するという話も聞きます。 また、今後弁護士が余るようになると、年収も世間一般の平均額よりも下がるのではないかと心配です。 実際のところはどうなのでしょうか。
確かに、近年、弁護士余りが話題になることが増えています。
元々の原因は、弁護士の活動領域が広がることを想定し、司法試験の年間合格者数の目標を大幅に増やした司法制度改革にあります。
ただ、この方針は既に撤回されていますので、弁護士の将来性について悲観すべきなのかどうかはなんとも言えません。将来的に政府が予想していた通りに弁護士の活動領域が広がる可能性もありますし、数年前の過払い請求案件のような突発的な業務の出現などもあるかもしれないからです。
収入に関しては、確かに低下傾向があるようですが、それでも一般的な社会人の平均収入と比べると弁護士の方がかなり高収入になるようです。
新人弁護士が就職難に陥っているという話も良く耳にします。ただ、公表されているデータの見方を変えるとそうでもないという意見もあり、何とも言えない部分があります。
弁護士を取り巻く状況についての情報は、ネットでちょっと情報収集をするだけでも見つけることができます。
いろいろと情報を集め、自分なりに真偽を判断し、それから弁護士を目指すかどうか決めていくとよいでしょう。
2017年11月更新