進路相談

大学卒業後、理系の大学院に進学することを検討しているのですが、以前オーバードクター問題などが取りざたされていたこともあり、なかなか進学に踏み切れずにいます。 就職後、大学院に進学する方が安全だという話も耳にするのですが、このような話に信憑性はあるのでしょうか。 仕事と学問の両立の問題を考えると、にわかには信じ難いのですが…。

回答

 あなたが大学院をめざす理由は何でしょうか。

 博士号を取って大学教員などのアカデミックポストに就きたいということであれば、ポストドクター(ポスドク)問題も関係してくると思います。

 ですが、メーカーの研究開発職などに就くために修士号を取れればよいということであれば、特別にポスドク問題などを気にする必要はないでしょう。

 実際、大学院に進学する理系学生は珍しくなく、平成26年度であれば、理学系の42.2%、工学系の36.2%、農学系の23.7%が進学しています。

 このような状況ですので、博士号が必要なわけでなければ、大学院進学に対してそこまで構える必要はないと思います。



 なお、大学院の社会人入学者ですが、決して少なくはありません。

 平成26年度の修士課程の入学者の10.5%、博士課程の入学者の37.7%は社会人だという統計もあります。

 学位取得のための勉強や研究が仕事に活かせる場合もあるため、企業によっては学業と仕事の両立を認めてくれるそうです。

 大学院によっては会社の許可なしでは入学させてもらえないこともありますので、粘り強く会社や上司を説得をしていく必要があるでしょう。

 働きながら学位を取った経験談をネット上で探すこともできますので、参考にしてみるとよいでしょう。

2016年04月更新

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