進路相談

センター試験利用入試で「化学」を選んで文系学部の受験はできますか?

私立大学の経済学部を受験しようと考えている受験生です。 過去に医療系への進学を考えていたこともあり、高校では国語、英語、歴史に加えて数IA、化学(化学は基礎ではなく化学I、化学II)を勉強しています。 一般入試を利用して国語、英語、日本史で受験することを考えていましたが、最近、センター試験利用入試というものがあることを知りました。 こちらの入試方式だと、様々な教科が選べるようなので、成績が良い化学を使用したいのですが、例えば英語、日本史、化学の3科目で文系学部を受験することができるのでしょうか。 もし、それが可能なようなら英語、国語、歴史、化学の4科目を勉強していこうと考えています。ただ、受験勉強の負担を考えると、3科目に絞った方がよいのかも、とも思います。どちらの方がよいか、アドバイスをお願いします。 また、センター試験利用入試の仕組みについても解説していただけるとありがたいです。

回答

 センター試験利用入試で、どの科目を使用できるのかは、大学や学部・学科によって変わってきます。

 そのため、得意の化学を利用して文系学部を受験できるのかどうかは、進学を希望する大学や学部・学科の入試情報を調べてみないと分からないことになります。



 入試情報は、学校から資料請求をする、公式サイトを見に行く、などすることで確認できます。

 試しに某私立大学の経済学部の入試情報を調べてみましたところ、3科目型であれば、英語が必須で、残り2科目は国語、地理歴史・公民、数学、理科の中から選べることになっていました。ですので、この大学であれば、あなたの希望通り、英語、日本史、化学で受験することが可能となっています。

 なお、センター試験利用入試は、大学個別の試験を受けないで済むことが多く、受験料も低めということもあり、複線入試(複数の方式を利用して受験すること)で利用されることが多い入試方式となっています。

 それだけに志願者も多く、入試倍率も高くなりがちですので、この入試方式一本に絞って受験することはおすすめできません。できれば、一般入試(学部個別、全学部)や推薦入試なども併用する形をとって、合格率を上げることをおすすめします。



 文系学部の入試では、英語、国語が必須となる場合が多いので、勉強範囲を英語、国語、歴史に絞るという考え方は間違えていません。ただ、化学については利用できないことも多いので、もし化学と同じくらい数学が得意なのであれば、数学の方を勉強していくとよいでしょう。

 経済学では、微分、積分などの数学的な素養が必要とされるため、経済学部の一般入試で英語、国語、歴史 or 数学の3教科で受験できることも多いです。



 センター試験利用入試をはじめとする、大学入試の各方式の内容については、進路ナビの「大学入試の基礎知識」というコラムにまとめてありますので、参考にしてみてください。

2015年02月更新

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