進路相談

私は将来、言語聴覚士になりたいと思っています。 先日、言語聴覚士を養成する専門学校に、講演を聞きに行ってきたのですが、講師の先生が「予備知識なしに4年制大学の言語聴覚学科に進んでも、知識の浅さから勉強についていくのは大変。それならば、大学で臨床心理学の勉強をある程度してから、専門学校の言語聴覚学科に進んだ方が良い」とおっしゃっていました。 それは正論だと思うのですが、私には、将来、結婚して子供を育てたい、という夢もありますので、なるべく早く言語聴覚士になりたいと思っています。 4年制大学の言語聴覚学科からですと、言語聴覚士になるのは難しいのでしょうか。

回答

 資格面について言えば、養成施設を卒業して言語聴覚士国家試験に合格すれば、言語聴覚士の資格を取ることができます。

 言語聴覚士国家試験の合格率は、5割から7割くらいとなりますので、言語聴覚士を養成している大学や専門学校でしっかり勉強をすれば、言語聴覚士になること自体は、そこまで難しくないと思われます。

 あなたに話を聞かせてくれた講師の先生は、かなりのベテランのようですので、多くの現場を見ている分、言語聴覚士に求める基準が厳しくなっているのかもしれません。

 人並み優れた言語聴覚士になりたいのであれば、それくらいの努力をしなければならない、という戒めだと考えて、資格取得後も、怠らず勉強を続けていくようにすれば、大学からストレートに言語聴覚士の資格を取ったとしても、きっと良い言語聴覚士になれると思いますよ。

2012年08月更新

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